Glossary

用語集

プロとして建築の疑問にお答えします

新築・一戸建てやリフォームなど、施工に関する様々なご質問を日々頂戴しております。
お客様からの問い合わせが多い質問や建築に関わる誤解されやすい用語、
他のサイトだと分かりづらい事など日々発信しておりますので、ぜひご覧ください。
外壁塗料の種類

2022年現在存在する外壁塗料は、アクリル樹脂塗料・ウレタン塗料・シリコン塗料・フッ素塗料・無機塗料…etc
と存在します。またこの中でもより長持ちさせるためにラジカルの発生を抑える技術が使われている塗料も存在します。
ネットなどで情報を集めると「ラジカル塗料」と表記されており事もありますが、
基本はシリコン塗料にラジカルを抑える技術が入ってりる物になり、シリコン塗料・フッ素塗料に多く使われている事が多いです。

アクリル樹脂塗料 (アクリル塗料)

主成分としてアクリル系の合成樹脂が使われている塗料になります。
1950年年頃から導入されており、今ではシリコン塗料やフッ素塗料など
より高品質の塗料が開発されたため外壁塗装で使われることはほとんどありません。

ウレタン塗装

主成分としてポリウレタンという物質が使われており、ウレタン自体は塗料だけでなく防水材などにも使われている物になります。
硬化後の塗膜も他の塗料に比べ柔らかく建物の多少の動きでもひび割れしにくい特徴があります。

シリコン塗装 (アクリルシリコン塗装)

主成分としてシリコン樹脂が使われており、もっとも長く使われている塗料になります。
耐久年数、価格などバランスが良いのが特徴で、汚れにくく断熱・遮熱性が高いのが特徴です。

無機塗装

主成分として無機物(石やレンガ、ガラス、セラミック、ケイ素など炭素を含まない物質)を配合した塗料で、
厳密には、無機物のみにしていまうと固すぎるため柔らかい性質を持った有機物を混ぜて使えるようにした塗料を
「無機塗料」「無機有機ハイブリット塗料」と言います。
無機物を使っているため劣化が非常に少なく耐久性が高いのが特徴です。しかし、価格が高価な事もありなかなか普及していないのも現状です。

フッ素塗装

主成分として合成樹脂に蛍石を原料としたフッ素樹脂を使用した塗料です。
フライパンのフッ素加工と同じく汚れが付着しにくく、汚れを弾くという特徴があります。
シリコン塗装に比べ価格は高いですが、耐久年数もあり選ばれることが多くなっています。